共有フォルダは、Keeper においてチームでパスワードを共有するために非常に便利な機能です。
しかし、ユーザー管理とパスワード管理に関する設定について、日本語訳の問題もあり、少々分かりにくいのが現状です。この記事では、ここの設定の内容について解説します。
なお、元となる情報は、Keeper公式のガイド(英語版)をご覧ください。
設定箇所
主なの設定箇所としては、共有フォルダの新規作成時の「デフォルトのフォルダ設定」、もしくは、共有フォルダの編集タブから設定することが可能です。
共有フォルダの新規作成時の設定
共有フォルダの作成時に、デフォルトの権限設定を行います。権限の具体的な中身は下段を確認してください。ここで設定した権限は、記録およびユーザー・チーム単位で上書きすることも可能です。
「記録」の権限設定
編集可 |
この権限を付与されたユーザーは記録の編集が可能です。パスワードにプライバシー画面を適用している場合でも、編集権限が付与されている場合は、閲覧可能です。 |
共有可 |
この権限を付与されたユーザーは、この記録を他のユーザーやチームに共有できます。 |
編集と共有設定が可能 | 上記の二つの権限が付与されます。 |
閲覧のみ |
閲覧のみ可能です。 |
「ユーザー」の権限設定
チームに共有することが可能です。
共有先の管理 |
このフォルダを、共有するユーザーの追加と削除が可能です。 |
記録の追加と削除を許可 |
このフォルダに、記録の追加あるいは削除が可能です。 |
共有先と記録の管理 | 上記の二つの権限が付与されます。 ※この権限を持っている場合、共有フォルダの削除ができます。フォルダを削除すると、保管されていた記録は、各記録の所有者のボルトにある「削除したアイテム」セクションに移動します。 |
管理権限なし |
フォルダへのアクセスのみ可能です。 |
共有フォルダの権限の上書き
共有フォルダにある記録、および共有しているユーザー・チームへの権限を上書きすることが可能です。
該当の共有フォルダの編集画面から、それぞれのタブで権限の上書きを行ってください。
注意点
フォルダ内の記録の権限は所有者もしくは「編集と共有設定が可能」の権限を保有しているユーザーしかしか変更することができません。