共有フォルダには、記録同様に「所有者(所有権)」が存在します。フォルダの所有者(所有権)の変更について説明します。
前提
フォルダの所有者=フォルダの作成者となります。チームに所有権を付与することはできません。
フォルダの所有者(所有権)は変更可能?
フォルダの所有権について、ボルト上で他のユーザーに権限を変更することはできません(記録単体であれば、事前の所有権の変更が可能)。
しかし、所有者のアカウントを削除する前に「アカウント移管」を実行することで、アカウント移管先のユーザーに、所有権を変更することが可能です。
所有者のアカウントを移管しない場合はどうなる?
所有者のアカウントを移管をせずに、その所有者のアカウントが削除され場合は、所有者がいないフォルダとなる(=フォルダのゾンビ化)。
フォルダ情報このように表示されます(フォルダのiマークから確認可能)。
また、ゾンビ化した際、このフォルダを共有されているユーザー・チームが、全員「共有先と記録の管理(最上位の管理権限)」が付与されてしまいます。
共有先のユーザーに、役割以上の権限が付与されてしまう可能性があるので、アカウントを行うことをおすすめします。
なお、フォルダがゾンビ化されたとしても、フォルダが使えなることはありません。
Share Admin(共有管理権限)でできること
Keeper には、Share Admin(共有管理権限)という機能があります。
ゾンビ化したフォルダに対して、Share Adminができることとしては、以下のような操作になります。
- フォルダのデフォルトの権限の変更
-
共有フォルダの削除
この2点については、フォルダの管理権限: 共有先と記録の管理(最上位の管理権限)であってもできません。
なお、Share Admin(権限を持っていたとしても、フォルダを共有されない限りは、該当のフォルダにアクセスできません。
もし、ゾンビ化したフォルダができてしまった場合は、Share Admin権限を持っているユーザーを該当のフォルダに招待しておくと良いでしょう。
フォルダを正しく運用するためには
フォルダの所有者のアカウントが削除され場合は、所有者がいないフォルダ(=フォルダのゾンビ化)となります。
引き続き、フォルダは利用可能ですが、多くのユーザーに最上位のフォルダの管理権限が付与されてしまう可能性があります。
そういった事態を回避するためにも、必ずアカウント移管を実行してください。