管理画面や、Keeper の公式ドキュメントを確認すると、パスワードの伏字・マスク、非表示・プライバシー画面の適用など、似ている表現が使われます。その違いについて説明します。
パスワードの伏字・マスク |
パスワードが「●●●●●●●」の状態。 通常は右側に目のアイコンが表示され、それをクリックすると伏せられていたパスワードが表示されます。 |
パスワードの非表示・プライバシー画面の適用 |
パスワードが「●●●●●●●」で表示され、それを解除できない状態。 パスワードの下に「管理者がプライバシー画面を有効にしています」と表示されます。 |
伏せ字・マスク
Keeper に保存したパスワードは「●●●●●●●」の状態になっています。通常は右側に目のアイコンが表示され、それをクリックすると伏せられていたパスワードが表示されます。
さらに暗証番号など、パスワード以外の項目も伏せ字項目にできます。
カスタムフィールドの「暗証番号」「伏せ字項目」
ユーザーがボルトに記録を作成する際、カスタムフィールドで「暗証番号」「伏せ字項目」の種別を選択すると、当該フィールドは伏せ字項目となります。
また、管理者側は以下のポリシーを適用することですべてのカスタムフィールドやメモ欄を伏せ字項目とすることができます。
強制ポリシーの「カスタムフィールドをマスク」「メモをマスク」
※「パスワードをマスク」機能は、iOSやAndroidにおいて伏せ字機能を無効化させない設定です。
モバイルアプリには「パスワードを非表示にする」という設定項目があり、ユーザーが任意でこの設定をオフにすることで伏せ字項目を常に表示させる(「●●●●●●●」にならないようにする)ことが可能になります。「パスワードをマスク」ポリシーを適用することで、ユーザーはこの設定を変更することができなくなり、伏せ字項目は「●●●●●●●」で表示されます。
パスワードの非表示・プライバシー画面の適用
伏せ字項目の伏せ字を解除できなくする (目のアイコンが表示されないようにする)機能です。この機能が有効になると、ご自身が記録の編集権限を持っていたり記録の所有者であっても、伏せ字を解除できなくなります。
開発者向けのツールを使って入力欄や通信内容を取得した場合には項目の文字列が漏えいする可能性があります。グループポリシーなどでブラウザの開発者向け機能を無効化するなどの対策をとることもできますが、本機能はパスワード文字列を完全に保護するための機能ではありません。
チーム単位でプライバシー画面を適用する場合
管理者は指定したチームを通じて共有された記録に対して、伏せ字の解除をさせないようにする設定ができます。
ドメイン単位でプライバシー画面を適用する場合
管理者は、指定したドメインの記録に対して、伏せ字の解除をさせないようにする設定ができます。強制ポリシーの「プライバシー画面を適用」から設定します。
※プライバシー画面を適用するとコピー&ペーストが不可となります。入力補助が効かないWebサイトでは、プライバシー画面の適用によりパスワード等の入力ができなくなるケースがありますので、事前に自動入力が効くか確認してください。