このガイドでは私物のスマートフォンを業務で利用する(以下、BYODという)場合において、組織のアカウントでメールの送受信や組織内で共有されているドキュメントへのアクセスを行うときに私物のスマートフォンを利用する初期設定を説明します。
大きな流れ
- スマートフォンに組織のGoogleアカウントを追加する
- スマートフォンに組織が設定したポリシーなどが反映されるので、必要に応じてパスワードの変更等を行う
- 組織のGoogleアカウントにログインし、2段階認証の設定を行う
- スマートフォンでGmailなど業務に必要なアプリにアクセス可能か確認する
手順
1. スマートフォンに組織のGoogleアカウントを追加する
設定アプリを開いて、Googleアカウントを追加するメニューを開いてください。
スマートフォンのメーカーによって項目は異なりますが「ユーザーとアカウント」、「Google(Google設定)」などの名称になっていることがあります。
「Google」を追加を選択すると、Googleアカウントのログイン画面が開きます。組織のアカウントでログインしてください。
ログインが完了すると「Google Apps デバイスポリシー」への同意を求められます。
「次へ」を選択して画面を進めて、最後の画面で「同意して続行」を選択します。
2. スマートフォンに会社で指定したセキュリティ設定などが反映されるので、必要に応じてパスワードの変更等を行う
「同意して続行」を選択すると、スマートフォンに組織が設定したポリシーが適用されます。
その際、パスワードなどがポリシーに適合しない場合、「▲」マークで対応が必要なことを通知されます。
対応が必要な項目について、選択をして、対応をお願い致します。
(例)パスワードの文字数が少ない場合は、長いパスワードに変更する必要
端末を業務で利用するには、管理者が端末を承認する必要があります。
3. 組織のGoogleアカウントにログインし、2段階認証の設定を行う
Googleのサービスに組織のGoogleアカウントでログインしてください。その後、ブラウザの画面の右上にある「メニューアイコン」を選択して、表示されたメニューの中から「アカウント」を選択してください。
アカウントを選択すると、アカウント管理画面に移動します。左のメニューから、「セキュリティ」を選択してください。
画面を下にスクロールすると、「Googleへのログイン」というセクションがあります。その中にある、「2段階認証プロセス」の中の「>」マークを選択してください。
選択すると、Googleアカウントのパスワードを求められるので、入力してください。その後、画面の指示に従って、2段階認証を有効化してください。
画面が変わると、2段階認証を行う方法を選択する画面に移動します。
その中から「Googleからのメッセージ」を選択してください。ログインした端末が表示されるので、選択してください。
選択すると、スマートフォンにログインを知らせる通知が届くので、通知を開いて「はい」を選択してください。
選択すると、今後、新たにGoogleログインを行う際に、スマートフォンに通知が届くようになります。
4. スマートフォンでGmailなど業務に必要なアプリにアクセス可能か確認する
設定が正しく完了している場合、業務用のアプリがインストールされます。アプリのアイコンに「かばんマーク」がついているアプリが業務用のアプリになります。
Gmailを開いて、業務のメールが読めるかなど、確認をお願いします。
こんなときは?
機種変更
ステップ2で行った「アカウントの追加」を新しいスマートフォンで行ってください。
それ以降の手続きも初回設定と同じです。
Googleアカウント管理から「セキュリティ」を選択し「お使いのデバイス」の「デバイスを管理」を選択してください。
Googleアカウントにログインしている端末の一覧が表示されます。古い端末を選択し、「ログアウト」をしてください。
紛失、盗難、故障などの場合
- 必ず管理者に連絡してください。管理者は端末からのアクセス及びデータを消去する手続きを行います。
退職時に必要なこと
- 管理者が端末からアクセス及びデータの消去をする手続きを行います。