前提条件
本手順は、既存のメールサーバーからGoogle Workspace(以下、GWS)の法人版Gmailへ、メールデータを移行する手順となります。
- 個人版Gmail(~@gmail.com)以外のメールサービスを利用していること
- Gmailからの移行手順はこちら
- 既存のメールが、Mozilla Thunderbirdで受信できるよう設定済であること
- 未設定の場合は、各社手順を参照のこと
注意点
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Gmailには1日にアップロードできる容量に制限があります(1ユーザーあたり500MB/日)
- 大量のメール移行を実施する場合は、制限を超過しないよう、複数日に分けてください
- (参考)Gmail の帯域幅制限 (IMAPでのアップロード)
手順
1.会社メールアドレス(GWSアカウント)の設定
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Thunderbirdを起動し、アカウント追加画面を開く
- 設定 (歯車のアイコン) から、「アカウント設定」を開く
- 「アカウント操作」メニューから、「メールアカウントを追加」をクリック
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GWSで利用している、会社ドメインのGmailアドレスを登録する
- Googleアカウントのログイン情報を入力し、「続ける」をクリック
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Gmailの設定が自動で読み込まれ、画面が下にスクロールする
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自動で設定されない場合は、以下の設定を行うこと
受信サーバー:プロトロル: IMAP
ホスト名: imap.gmail.com
ポート番号: 993
接続の保護: SSL/TLS
認証方式: OAuth2
ユーザー名: GWSのログインユーザー名(ユーザー名@会社ドメイン)送信サーバー:
ホスト名: smtp.gmail.com
ポート番号: 465
接続の保護: SSL/TLS
認証方式: OAuth2
ユーザー名: GWSのログインユーザー名(ユーザー名@会社ドメイン)
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- 「IMAP」を選択し「完了」をクリック
- ブラウザが立ち上がるので、GWSアカウントのログイン情報を入力
- 「アカウントの作成が完了しました」と表示されたら、「完了」をクリックし閉じる
2.メールデータのコピー
※対象のメールが500MBを超える場合、複数日に分けて実施すること
- 「受信トレイ」タブを開く
- コピーしたいメールを選択する
- 複数選択可だが、前述の500MB/日制限に注意
- メールサイズの確認方法は以下のとおり
- 左ペインでフォルダを右クリック > プロパティ > 一般情報 > ディスク上のサイズ
- 右ペインのタイトル列を右クリック > 「サイズ」をチェック > 一覧に表示される
- 選択状態で右クリックメニューを開き、以下のとおり選択
- 「メッセージをコピー」を選択
- 元のメールボックスから削除したい場合は「メッセージを移動」
- 移行先メールアドレス(会社のGoogleアカウント)を選択
- 「受信トレイ」または、付与したいタグをクリックする
- 「メッセージをコピー」を選択
- 下部のステータスバーに進捗が表示され、表示が消えたら完了
必要なメールのコピーが完了したら、移行は完了です。
※不要な個人版Gmailアカウントは削除することを推奨します
(参考)レンタルサーバ各社のMozilla Thunderbird設定手順
※下記はレンタルサーバー各社による記事をそのままリンクしており、ZUNDAでは確認を行っておりません。ご不明な点やその他サービスに関しては、レンタルサーバー各社にお問合せください
- さくらインターネット
- Xserver
- XREA(Windows/Mac)
- ロリポップ(Windows/Mac)
- カラーミーショップ(Windows/Mac)
- ConoHa WING
- ヘテムル
- お名前ドットコム
- コアサーバー(Windows/Mac)
- Value-server